FIFA ワールドカップ 2026 スウェーデン代表
FIFA ワールドカップ 2026 スウェーデン代表は、北中米で開催されるFIFAワールドカップ2026に出場するサッカースウェーデン代表チームである。欧州予選グループBで最下位に終わるという苦境に立たされながらも、UEFAネーションズリーグの成績上位チームに与えられる「NL枠」を活用してプレーオフへ進出。その後、ウクライナ代表とポーランド代表を連破して2大会ぶり13回目の本大会出場権を掴み取った。本大会ではグループFに配属され、チュニジア代表・オランダ代表・日本代表と対戦する。エースのFWヴィクトル・ギェケレシュとFWアレクサンデル・イサクを中心とした攻撃陣が最大の武器であり、グラハム・ポッター監督のもとで着実に立て直しを図っているチームである。
予選経緯と本大会出場までの道のり
FIFA ワールドカップ 2026 スウェーデン代表の欧州予選は苦難の連続であった。グループBではスイス、コソボ、スロベニアらと同組となり、0勝2分4敗という惨たんたる成績でグループ最下位に終わった。通常であれば出場権を失う順位であったが、2026年大会から新設されたUEFAネーションズリーグ上位枠(NL枠)の恩恵により、プレーオフへの切符を獲得した。プレーオフ準決勝ではウクライナ代表を3対1で退け、続く決勝ではギェケレシュの決勝ゴールによりポーランド代表を下して本大会出場を確定させた。カタール大会への出場を逃した苦い経験から2大会ぶりの舞台復帰を果たしたことで、スウェーデン国内では大きな歓喜に包まれた。
チームの歴史と国際舞台での実績
サッカースウェーデン代表は、ヨーロッパの中でも指折りの歴史を誇る伝統国である。ワールドカップには今大会を含め13回の出場を数え、最高成績は1958年自国開催大会での準優勝である。その決勝ではペレ率いるブラジルに2対5で敗れたものの、開催国として決勝の舞台に立ったことはスウェーデンサッカーの底力を証明するものであった。その後も1994年アメリカ大会でトマス・ブロリンやヘンリク・ラーション、ケネト・アンデションらを擁して3位入賞を達成し、北欧サッカーの実力を世界に示した。2000年代以降はズラタン・イブラヒモビッチという類稀な才能が代表チームを長年牽引し、スウェーデンのサッカーを国際的な注目の的に押し上げた。
グラハム・ポッター監督の就任と戦術的変化
スウェーデン代表は2025年10月に元プレミアリーグ監督のグラハム・ポッターを新指揮官として迎えた。ポッター監督はスウェーデン史上初の外国人監督として注目を集め、就任後はポゼッション戦術の整備とチームの一体感向上に取り組んだ。守備ブロックをしっかりと組んだうえでボールを保持し、前線のストライカーを活用するというスタイルを構築。プレーオフ2試合でその成果が表れ、ウクライナとポーランドをいずれも撃破した。中盤や最終ラインにも長身選手を擁しており、セットプレーでも脅威となる構成は、日本代表にとっても対策が求められる要素となっている。
注目選手
今大会のスウェーデン代表における最大の注目選手は2名のFWである。アーセナルに所属するヴィクトル・ギェケレシュは187cmの長身でありながら、スピードとテクニック、高いアジリティを兼ね備えた万能型ストライカーである。2025年にはクラブと代表を合わせた年間63得点でゲルト・ミュラー・トロフィーを受賞し、その得点力は世界トップクラスと評価されている。欧州予選プレーオフ2試合では4得点を記録しており、本大会でも得点源として期待が高い。一方、リヴァプールに所属するFWアレクサンデル・イサクは左足首の骨折による長期離脱を経て代表復帰を果たした。状態が戻れば、ギェケレシュとの2トップは欧州屈指の攻撃力を誇る組み合わせとなる。
その他の注目選手
FW以外にも注目すべき選手は多い。MFヤシン・アヤリ(ブライトン)は2003年生まれのセントラルMFで、守備的なポジションをこなしながら攻撃の組み立てにも関与する若手の中核である。FWアンソニー・エランガ(ニューカッスル)はウイングとしてサイドに幅をもたらし、FWベンジャミン・ニグレン(セルティック)はセルティックで活躍を続ける日本人選手の同僚でもある。DFイサク・ヒエン(アタランタ)やヴィクトル・リンデロフ(アストン・ヴィラ)らが最終ラインを統率し、守備面でも一定の安定感を保っている。
グループFでの対戦相手と日程
FIFA ワールドカップ 2026 スウェーデン代表はグループFに配置され、チュニジア代表・オランダ代表・日本代表と同組となった。グループステージ初戦は6月14日にチュニジア代表と対戦し、第2戦ではオランダ代表と激突する。日本代表とは第3戦(6月25日)で顔を合わせる。グループリーグ突破を目指すスウェーデンにとって、日本戦は勝点の取り合いが見込まれる重要な一戦であり、どちらの国も負けられない状況での対戦となる可能性が高い。
| 試合 | 対戦相手 | 日付 |
|---|---|---|
| グループF 第1戦 | チュニジア代表 | 2026年6月14日 |
| グループF 第2戦 | オランダ代表 | 2026年6月(第2節) |
| グループF 第3戦 | 日本代表 | 2026年6月25日 |
2026年W杯登録メンバー
スウェーデンサッカー協会は2026年5月12日にワールドカップ本大会の招集メンバー26名を発表した。GKにはヴィクトル・ヨハンソン(ストーク・シティ)、クリストフェル・ノルドフェルト(AIK)、ヤコブ・ゼッターストローム(ダービー・カウンティ)が選出された。守備陣はユヴェントスのエミル・ホルム、アタランタのイサク・ヒエン、アストン・ヴィラのヴィクトル・リンデロフらで構成される。中盤にはヤシン・アヤリ(ブライトン)、ガブリエル・グズムンドソン(リーズ)らが名を連ねた。前線ではヴィクトル・ギェケレシュ(アーセナル)、アレクサンデル・イサク(リヴァプール)、アンソニー・エランガ(ニューカッスル)、ベンジャミン・ニグレン(セルティック)、ケン・セマ(パフォス)が選ばれた。なお、5月30日には1名の離脱と追加招集が行われた。
対日本代表との対戦展望
日本代表にとってグループFの第3戦、スウェーデン代表との一戦は大会の命運を大きく左右する試合となりうる。スウェーデンの最大の脅威はギェケレシュとイサクの2トップであり、日本の守備ブロックをいかに崩すかが焦点となる。一方、スウェーデンはUEFAネーションズリーグでの苦戦を経て上昇中のチームであり、予選では安定性を欠いた側面もある。日本代表の森保監督体制は欧州勢との対戦で無敗(PK戦除く)というデータも持っており、戦術的な駆け引きが注目される好カードとなる。体格とフィジカルに優れるスウェーデンに対し、日本がどのようなプレスと守備組織で対抗するかが勝負の鍵を握る。
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